キッチンのリフォームをお考えのお施主様と打合せをさせていただきました。
キッチンを新しくする時、悩むポイントのひとつが「IHにするか、ガスコンロにするか」
ですよね。どちらにもメリット・デメリットがあり、ライフスタイルや好みによって向き不向きがあります。
IHクッキングヒーターとガスコンロのそれぞれの特徴をお話しさせていただきますので
ご参考にしてみてくださいね。
【IHクッキングヒーターの特徴】
◎メリット
1. お手入れが簡単
フラットなガラストップなので、汚れをさっと拭き取るだけ。
油汚れもこびりつきにくく、掃除のストレスがぐんと減ります。
2. 火を使わないから安全
高齢者や小さなお子さんがいる家庭では、火災リスクが少ないIHが安心。
切り忘れ防止機能やチャイルドロックも搭載されています。
3. 熱効率が高い
加熱部分にしか熱が伝わらないので、エネルギーロスが少なく、
夏場でもキッチンが暑くなりにくいのがポイントです。
4. タイマーや温度設定が便利
ボタン操作で細かな温度設定や調理タイマーが使えるので、
火加減のコントロールが簡単です。
△デメリット
1. 対応鍋が必要
IH対応の鍋やフライパン(底が磁性体で平らなもの)
が必要です。銅やアルミ製の調理器具は使えません。
2. 中華料理など強火が必要な料理には不向きな場合も
最近の高火力IHは進化していますが、炎を使った本格的な
炒め物にはやや物足りないと感じる方もいます。
【ガスコンロの特徴】
◎メリット
1. 調理の自由度が高い
火加減を目で見ながら直感的に調節でき、
鍋振りや直火調理も可能。本格的な料理を楽しみたい人にはぴったりです。
2. 鍋の種類を選ばない
どんな素材の鍋やフライパンでも基本的に使えるため、
調理器具の買い替えが不要です。
3. 停電時も使える
電気を使わないので、停電時でも調理ができるという安心感があります。
△デメリット
1. 掃除が大変
五徳やバーナー周りに油汚れがたまりやすく、掃除の手間がかかります。
2. 火災や火傷のリスク
炎を使うため、誤って触れると火傷の危険があり、
消し忘れや不完全燃焼などにも注意が必要です。
3. キッチンが暑くなりやすい
特に夏場は、火を使うことでキッチン内の温度が上がり、
調理がつらく感じることも。
IHとガスコンロ、それぞれにメリット・デメリットがあります。
安全性や手入れのしやすさを重視するならIH、
本格的な調理や直火が好きならガスコンロが向いています。
家族構成や料理スタイル、キッチンの設置条件などを考慮して、
ご家庭に合ったコンロにすることでキッチンに立つことが
より楽しくなりますね(*^-^*)










