先日お客様から「分電盤の点検にきました。ちょっと見せてください。
と言われ、見てもらうとこのままでは漏電をする可能性があるので
すぐに交換しましょう。と契約書も持ってこられたのだけど
ちょっと見てもらえませんか。」と当社にお問合せがありましたので
お調べしてみましたが全く問題はありませんでした。
今回のようなことはたまに耳にしますのでこちらで少しお伝えします。
分電盤とは、住宅内に電気を安全に分配するための設備です。
家庭の分電盤には、主に次のような機器が組み込まれています。
- 主幹ブレーカー
- 分岐ブレーカー
- 漏電ブレーカーなど
電気を使いすぎたときや、漏電などの異常が発生した場合に電気を遮断し、
事故や火災などのリスクを抑える役割があります。
そのため、分電盤は住宅の電気設備の中でも重要な部分ですが、
「点検します」と突然訪問してくるケースに注意しましょう。
点検商法でよくあるのが、突然の電話や訪問です。
「電力会社から点検の依頼を受けています」
「この地域を順番に点検しています」
「分電盤を確認しないと危険です」
などと言われ、無料点検を勧められることがあります。
実際に分電盤を確認した後、
「かなり古くなっています」
「漏電の危険があります」
「今すぐ交換しないと危険です」
などと不安をあおり、その場で交換工事を契約させようとするケースがあります。
しかし、「点検を受けた=その場で工事を契約しなければならない」
ということではありません。
不安を感じた場合は、その場で契約せず、いったん家族や
信頼できる業者などに相談しましょう。
「電力会社から来た」と言われても、その場で信用しない
特に注意したいのが、「電力会社から来た」「電力会社から依頼された」
という説明です。
訪問者が本当に電力会社やその関連会社の人なのか、
すぐには判断できない場合があります。
また、訪問者から提示された電話番号ではなく、
契約している電力会社などの公式窓口を自分で調べて確認することも大切です。
「今日中に工事しないと危険です」
「今なら安くできます」
など、契約を急がせる場合は、特に慎重になりましょう。
分電盤は「古い=すぐ交換」ではありません
分電盤も住宅設備の一つなので、経年による劣化が生じることがあります。
しかし、「古いから今すぐ交換しなければ危険」と
一律に判断できるものではありません。
実際に交換が必要かどうかは、分電盤の状態や使用年数、
ブレーカーの動作状況、配線の状態などを確認したうえで
判断する必要があります。
「交換したほうがいい」と言われても、まずは見積書や
工事内容を確認しましょう。
こんなときは注意しましょう
次のような状況では、特に慎重な対応をおすすめします。
① 突然「無料点検」と言われた
頼んでいないのに突然点検を勧められた場合は、
すぐに家の中へ入れないことも大切です。
② 「危険」「火災になる」など不安をあおられた
電気設備の安全性について指摘された場合でも、
その場ですぐ契約する必要はありません。
③ 高額な交換工事を勧められた
工事が必要だと言われたら、工事内容や費用の内訳を確認しましょう。
④ その場で契約するよう迫られた
「今日契約すれば安くする」「今すぐ工事しないと危険」など、
契約を急がせる場合は、一度断って冷静に検討しましょう。
不安なときは、信頼できる業者に相談しましょう
分電盤から異音がする、ブレーカーが頻繁に落ちる、
焦げたような臭いがするなど、実際に電気設備について
気になる症状がある場合は、専門業者に相談しましょう。
もし契約してしまったら?
訪問販売による契約の場合、状況によっては
「クーリング・オフ」が利用できる場合があります。
分電盤は、住宅の電気を安全に使うために欠かせない設備です。
だからこそ、「電気設備の点検」と言われると
不安になってしまう方も少なくありません。
しかし、突然の訪問や電話で「危険だから交換が必要」と言われても
その場で契約を決める必要はありません。
住宅の設備について「これって交換したほうがいいの?」
と疑問に感じたときは、焦って判断せずお気軽にご連絡ください。
大切なお住まいだからこそ、正しい情報をもとに
納得して工事を行いましょう。
※添付のチラシは国民生活センターの資料です








