国立市にて、築53年のリフォーム工事はお施主様と
丁寧に打合せをしながら施工を進めております。
床を解体してみると経年劣化で土台の一部がかなり傷んでいたため
新規のものに入れ替えております。
玄関の上がり框は、お施主さまから長年住んできたあかしとして
キズもありますがそれも含めて思い出があるのでこの框は
このままにしたい。とのご希望がありました。
家というのは、ただの建物ではありません。
そこには、家族との時間、季節ごとの風景、大切な人との会話…。
そんなかけがえのない「思い出」が詰まっています。
でも、時間の経過とともに、ライフスタイルも
家の使い方も変わっていくもの。
「もっと使いやすくしたい」「老朽化が気になる」「子どもが独立したから間取りを変えたい」
そんな想いから、リフォームを考える方は多いはずです。
全部壊して新しく”じゃない選択
リフォームというと、「古いものをすべて取り壊して新しく作り直す」
というイメージを持っていませんか?
実は、今あるものを活かしながら、必要な部分だけをアップデートする、
そんなリフォームこそ、多くの方に選ばれています。
なぜかというと――
それは、「思い出」を残すことができるから。
たとえば――
-
子どもが背比べをした柱の跡を残しながら、リビング全体を広く開放的にする。
-
祖父母から受け継いだ和室の欄間(らんま)を再利用して、新しい空間に和のアクセントを加える。
-
長年使ってきたダイニングテーブルはそのままに、キッチンだけ最新の設備に変更する。
そんなふうに、“思い出の断片”を未来の暮らしに繋いでいくことができるのです。
懐かしさと快適さのいいとこ取り
思い出のある空間を残すことで、家に帰るたびにホッとするような安心感が生まれます。
一方で、最新の設備やデザインを取り入れることで、暮らしやすさや機能性が格段に向上します。
たとえば…
-
断熱性を高めて冬の寒さを解消
-
段差をなくしてバリアフリーに
-
収納スペースを増やしてスッキリした暮らしに
これは、ただの“古い家の修繕”ではなく、家族の物語を大切にしながら、
未来への暮らしを描くリフォームなんです。
リフォームは「時間」と「心」をつなぐ架け橋
新しいものには、新しい良さがある。
でも、古いものにも、決して手放したくない温もりがあります。
だからこそ、両方を上手に取り入れることで、「ここにしてよかった」
と心から思える住まいが生まれます。
残したい思い出を活かして、これからの暮らしをもっと心地よく変えてみませんか。