ここ数日間、実家の愛媛県八幡浜市に帰省していたのですが
近くで「八幡浜えれじい Lost World 写真展」が開催されていたので
行ってみました。ちょうど、 八幡浜の町を撮影され歴史景観の資料をつくられた
八幡浜みてみん会顧問の岡崎直司さんが会場にいらっしゃったので
いろいろなお話をお聞きすることができました。
岡崎さんによると、八幡浜市の歴史景観の特徴として
木造三階建ての建物が多いのですが
これは、土地が狭小なため有効利用として三階建てが増えた。
かつて「伊予の大阪」と呼ばれていた商人の町であったことから
財力にも恵まれていた。
戦災を受けなかったので残存率が高い。
などが理由としてあげられるそうです。
また、西洋風と和風をうまく融合した建物が何軒もあり
これは、帝国ホテルを設計したフランク・ロイド・ライトの建築が素晴らしいと遠く八幡浜まで伝わり真似て作られたそうです。
このようにかつて八幡浜の町には素敵な建物が数多く長い間受け継がれてきていたのですが
保存をし続けるには人とお金がかかるため難しいのが現実です。とのことでした。
岡崎さんのお話をお聞きしながら、私たちもリフォームやリノベーションを通して
今まで受け継がれてきたものは大切に次の世代に繋げていく責任があると感じました。
※ 写真の駅は八幡浜駅:映画「すずめの戸締り」(新海誠監督)のモデルになったところです(*^-^*)