玄関ホールと廊下の床が歩くと軋んだり凹んだりするので見て欲しい
とのご依頼がありお伺いしました。
床下のしくみは大引(おおびき)という構造材の上に根太材(ねだざい)を設置し
その上にフローリングを張っています。
昔のお住まいの根太は約45cm間隔で張るのが一般的でしたので
経年劣化により根太と根太の間の床板が踏むと弛んだり踏むと凹んだりしてしまうことがよくあります。
現在の根太間隔は約30cmでその上床板も二重張りにするためしっかりと施工されています。
お伺いさせていただいたお住まいも根太の間隔が広いために軋んだり踏むと凹んだりしていましたが
根太自体はしっかりとしているようですので、部分的に劣化のため弱くなっているところは
補強しながら、既存の床板の上に新規のフローリングを張らせていただくことになりました。
ここで少しフローリングの種類について書かせていただきますね。
〇 無垢フローリング材:フローリング内部まで100%無垢の木材を使用して形成される床材です
〇 突き板:0.3mm~1mm程度に薄くスライスした無垢材を基材に張り合わせてつくられたもので天然木の風合いがあります
〇 シートフロア:木目柄などを印刷したシートを基材に貼り合わせてつくられたものでデザインが豊富です
他にリフォーム用で既存の床板の上に1.5mmくらいの薄いフローリングを張っていくタイプのものもあります。
また、マンションリフォームの場合、LL-40やLL-45といった遮音フローリングを使うことが規約に記載されていたりします。
※数字が小さいほど遮音性能が高く、下の階の方に衝撃音が伝わりにくくなります。